最近人気のホームページ
キーワードは”地元”
私の楽しみ
あなたに発信
パソコンを持つ人が増え、最近では自分の趣味や家族の情報など、個人的なホームページを立ち上げる人も増えています。
そんな中、地元にこだわり、地元の情報を発信しながら、新しいコミュニケーションをみつけようとする人たちも出てきています。
枚方市の施設や枚方八景、文化財を紹介する「Plain枚方」、枚方市樟葉地区の風景写真にこだわり続ける「Tomoppy広場」のホームページなどと紹介された。
ネットから飛び出し、人脈を広げているのが、交野市の村田義朗(59)さん。村田さんの"星のまち交野”と題したホームページには、「マウンテンバイクを買ったので、交野のオススメコースを教えて」▽「明日交野へ転入します。交野の市民になるのが楽しみになりました」など、楽しいメールが飛び交います。
「以前は全くの会社人間で、地元のことについても、興味がなかったんですが。」
昨年正月の開設以来、アクセス件数一万二千人を超える、人気ホームページです。
「8年間の単身赴任をしていましたが、帰ってくるたびに、景色がどんどん変わっていくんです。じゃあ、ちょっと交野のこと書きとめておこうと、市に問い合わせたところ、まだ、ホームページを作る予定がないとのことで、意を強くしました(笑い)」
NHKの教育番組でホームページ作りを勉強し、息子さんの指導を受けながら、昨年の正月に完成。
当初は、1〜2ページしかなかった中身も、今では、歴史あり、自然あり、地元の幼稚園のバザーや市民の会の活動告知あり、という充実ぶり。初めて見る人のほとんどが、市の公式ホームページだと勘違いするというのもうなずけます。
「メールで○○の由来を教えて、というのもあるんです」と村田さん。そんなときは、関係部署に問い合わせ、回答するそう。「取材? いえいえそんな大したもんじゃないんですが。以前20歳の男性に、街道の場所の間違いを指摘されたこともあったりしたんですよ。すぐに反応があったので、それは、それでうれしいこと」とニッコリ。
最近では、小学5年生からのメールがうれしかったそう。「私自身、仕事だけでは得られなかった知り合いがどんどん、増えましたし、ここで知り合った市民の会にも参加しました。ご近所でも何かあると、すぐ声をかけるようになりましたし。以前は、ほんとにあいさつだけだったんですけど。今後はもっと身近な人に話を聞いて、それを載せるなど、交流の場として広げていきたいですね」