昨夜来から日本列島に寒波が到来し日本海側は積雪のニュースが流れ、ハイキングとしては最悪の天候が予想されたが、当日はまずまずの日和に恵まれた。 JR高槻駅改札口で10時半集合予定であったが、10時過ぎには参加予定者の5人が集まり、15分には全員集合(参加者は70歳を最年長にほかは60代)。(みつわ会・歩こう会) 駅北口より高槻市バス「上ノ口行き」に乗車、住宅街を通り抜け約15分で「上ノ口」に到着。 素晴らしい渓谷の摂津峡を通り、桜公園で休憩。公園を後に車道を20分ほど歩くと、関西大学の高槻キャンパス前に出た。立派な施設に驚く。 暫く進むと、右手に広大な敷地と設備の関電北大阪変電所が見え、阿武山口を左にやり過ごし、車道から外れて左手の武士(もののふ)自然歩道に入り、鉄塔の下で昼食を摂る。粉雪が舞い始め急に冷え込み、早々に出発。 気持ちのいい武士自然歩道を落ち葉を踏みしめ進む。雑木林の明るいいい道だ。1時間ほど歩くと、道標に出会う。 右は萩谷へ、左は車作り(ここは昔、京の都の牛車の車を作っていたことから地名がついたと地元のI氏から説明を受ける)。 ここで右折、東海自然歩道を萩谷に向け進む。バス道に出て萩谷分校を下に見て、舗装されている林道をひたすら上ノ口へ向って歩いた。 メンバーの皆さんには久しぶりにお会いした事もあって、歩きながらいろんな話が出て1時間ばかりのだらだら道もあっという間に下ってしまった。 老中年パワー?は、凄い。案内書の所要時間を上回る速さで走破。 高槻の天ぷら屋で打上げ。それぞれ人生を如何に生きるかと怪気炎。最若年の当方は頷くばかりで、本当にお世話になりました。勉強になりました。 次回は是非とも桜の咲く頃、阿武山へ登り古墳を見学したいと思う。 |
《ハイキングコース》 約13km 4時間 JR高槻よりバスで上ノ口→摂津峡→攝津峡公園・桜公園→ 阿武山口(停)→関西電力変電所(停)→武士自然歩道 →東海自然歩道→萩谷→上ノ口よりバスでJR高槻へ |
【コース案内】 高槻市バス上ノロ停留所から摂津峡へ向かう。のどかな田園風景の広がる道を芥川に沿って摂津峡を目指す。摂津峡は春の桜、秋の紅葉などが美しい景勝地である。渓谷の遊歩道を桜公園へと向かう。途中、白滝への分岐点に出るが直進すること。桜公園の車道を西へ向かうと、高槻市パス西の口停留所に出る。ここを右に折れ、車道を月見台住宅、関電北大阪変電所へと向かう。この道は大型トトラックが道幅いっばいに通るため、注意が必要である。変電所前のパス停をすぎ、左手の武士自然歩道への細い通を入る。しばらくすると、東海自然歩道と交差するが、正面の急な階段を竜仙の滝方面へ道をとる。 急な坂道を登りつめると、なだらかな高原のハイキング道となる。この道は明智光秀が軍用路として設けた明智街道でもあり、起伏に富む気持ちの良い山歩きが楽しめる。竜仙の滝へ続く東海自然歩道との出合いを萩谷方面へと右折する。 落ち着いたただずまいを見せる萩谷の村にでて、左折して萩谷分校を下に見て、道標に従って右折、舗装された林道を上ノ口に向ってひたすら下って行く。芥川に架かった下条橋をわたるともう、上ノ口も近い。 |
摂津峡 | 桜公園に向けて摂津峡を歩く |
摂津峡・桜公園 案内板の前でパチリ |
武士(もののふ)自然歩道を 竜泉の滝に 向って階段を上がる |
東海自然歩道の 杉林を歩く(萩谷へ) |
萩谷から上ノ口へ 舗装された林道へ右折する |
周辺ミニガイド 【明智街道】 武士自然歩道は、桑原橋を起点として、高槻市との市境を安威川沿いにのぼっていくもので、途中、一名「美人山」と呼ばれる阿武山を越え、明智街道を通り、竜仙の滝へ抜け車作大橋までの全長約8km、所要時間3時間の健脚向コースです 【阿武山(相場の旗振り場)】 阿武山古墳は標高約200mの所、京都大学阿武山地震観測所にほぼ隣接した場所にある。 墓室、棺などはかなり凝った造りになっていたようで、棺内には男性の人骨一体、最高位者の冠などがあり、これらの出土品その他から、当時「貴人の墓」として話題になったようである。調査後、出土品は埋め戻されたという。 さらに詳しい阿武山古墳発掘の事実関係 1934年(昭和9年)には、大阪府高槻市と茨木市にまたがる阿武山(214m)山頂付近で、鎌足と思われる人物が眠り続けてきた七世紀の古墳が発見され、たいへんな話題を呼んだ。 ( 「世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎」 テレビ東京編を参照 ) |