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<第128回> 令和5年5月定例勉強会
交野草子・裏話
交野の自然と文化

  講師: 廣岡 昌子氏(古文化同好会)
青年の家・学びの館 午前10時~12時
 47名(会員39名)の参加
 2023.5.27(土)午前10時、5月定例勉強会に47名の沢山の方々が参加され、その内新入会員の方が13名でした。広報交野などを見て参加された8人の内、1名が新しく古文化同好会に入会されました。

 村田会長より、まず最初に、「令和5年度の古文化同好会の活動として、4月には総会・記念講演会を開催、本日の勉強会を始め、9月まで勉強会・歴史ウォークなどが予定されておりますので、どうぞ引き続きの参加をお願いします。
 また、私部城を活かし守る会は6月11日に「城市とどろんこ遊び」、7月11日には、フェノロジーカレンダーを作成・提携している日本インシーク(株)主催の「日々のくらしと文化財」の講演会などが開催予定です、どうぞ沢山の皆さんの参加をお待ち申しております。・・・など」と挨拶があり、早速、廣岡昌子先生による「講演」が始まりました。
 
 廣岡先生は、講演のためにたくさんの著書や資料を活用して原稿を作り、画像も整理するために多くの時間を費やして準備してくださいました。勉強会当日、先生はお着物をお召しになり、手にはたくさんの著書や資料を持って、定刻よりも早く会場にお越しいただきました。さらに、会場の設営なども手伝ってくださいました。
 素晴らしい内容の原稿や画像集が、28枚のパワーポイントスライドにまとめられ、約2時間の講演予定時間の間、立ったまま手際よく分かりやすくお話しいただきました。

 参加された皆さんからは、星田の地元のことからナショナル・トラストまで、さまざまな話題にわたるお話でしたが、先生がとても親しみやすく話してくださったため、「とても分かりやすく身近なお話だったので、本当に感動しました!良かったです!」と大変な好評をいただきました。

「交野草子・裏話と交野の自然と文化」講演概要
  1.交野草子・裏話
   ① 交野草子を作って嬉しかったこと
   ② 星田の原風景 妙見河原の堤防風景
   ③ 私の詩の原点・小林秋児氏の事
   ④ 奥野平次先生との出会い 開発への抵抗の姿
   ⑤ 私の詩の経歴 「河太郎文」が第1回新人賞を受賞
   ⑥ 星田の郷土史家・西井長和氏ほか
   ⑦ 交野草子の文体は、主に方言・交野弁を使う
   ⑧ 作詞を各時代の文体に合わせて創作
   ⑨ 日本語の美しさを再確認できたこと
   ⑩ 日本の四季・崇高な自然に神秘を感じ・神への畏敬
   ⑪ 日本の宗教観を日本人は誇りを持ち世界に広めよう
 2.交野の自然と文化を語り合いましょう
   ㈠ 文化=カルチャー 文化・教養について
   ㈡ 星田の環境変化 12の事例など
    なぜかくも簡単に、文化財が破壊されていくのか、そのメカリズムを
    解析して、その対策を考えるのが大きな課題
 3.ナショナル・トラストについて
   ⑴ ナショナルトラストとの出会い
   ⑵ ブリテン島の古代ローマ帝国の街道
   ⑶ わが国のナショナル・トラスト 4事例を紹介
   ⑷ ペンフレンドの文化財保護に関する手紙を紹介
 4.交野の自然と文化財を保護し護って行けば良いのか?
    今後の大きな課題があります
   関心を持ち・歩いて・知って・観察・監視し・行動に移そう!

 5.レジメに書かれていなかった・・・
   ① 「交野草子を作って嬉しかったこと」とは?(当日お話頂いた内容です)

   交野草子を作って嬉しかったことは、人の暖かいお心との出会いでした。
    1)相馬公子さんが親身になって「交野草子」を多くの人に配り、売って下さり、
      次の巻の資金を作って下さった事。 
     「糸巻悲話」を第3中学校の生徒が文化祭で人形劇にして発表してくださった事。
    2)アイの会(視覚障害者の方々に本や広報等を朗読をして、CDを渡して
      おられる会)の方々が「交野草子」を全巻、朗読してくださった事。
    3)交野市の「人権」の方が「交野草子」をご使用下さった事。
    4)平尾賢二先生(お名前は伏せました。津田の小学校の校長先生。
     枚方鍵屋資料館の前館長)が「蹉跎山びわ歌」(交野草子一巻)を琵琶曲に
     したいと許可を求められました。光栄なことでもちろんOKと申しました。
     最近は枚方でご講演の時に「夜歩き地蔵」(交野草子四巻)を朗読して
     くださったそうです。
    5)泉麗華さまが石橋狐と三太郎狐を漫画にして下さり、ご授賞されたことです。   

 
廣岡昌子先生の略歴
     *1944年(昭和19年)、星田で生まれ、四条畷高校、関西大学英文科へ
     進まれて、大学院の修士課程へ、
    ** 25歳の時に大阪体育大学に助手として就職、一般教養と英語を教鞭
     教授を経て、2011年まで41年間務められました。
    著書は、詩集 交野草子㈠~⑷  交野草子  地球よごめんなさい 
        ドキュメンタリー「えらいこっちゃ」(星田原子炉騒動始末記)
        翻訳「夕日の中の白い家」E・S・ブリッジャーズ著 ほか多数
  
 ※ホームページに掲載するにあたり、講師の廣岡先生が研究・作成された
   膨大な資料・画像・レジメ・パワーポイント画像集等を頂戴しましたこと、
   記して感謝申し上げます。
 奥野平次先生へ捧げられた「詩」うずもれ地蔵

交野草子㈢ 44頁参照
 奥野平次先生に捧げた詩は、「交野草子」全巻が先生に聞いてもらいたいと書いたもので、全てですが、特に笑い地蔵を始め、お地蔵さまの歌はそうです。3巻の42P.の伏拝地蔵には先生のお名前が出ています。 朗読させて頂いたのは、3巻目の44P.「うずもれ地蔵」です。45P.の2行目、「平次先生にゆりおこされて」が「里の人にゆりおこされて」になっていますが、ミスプリです。平次先生にしてくださいますようにお願いいたします。
 笑い地蔵は、1巻の47Pです。 
 
 
 
 
 
 
 傍示の里の微笑み地蔵
   
かいがけの道の伏拝地蔵(うずもれ地蔵)
   
廣岡昌子先生の著書類

交野草子㈠~⑷  交野草子 地球よごめんなさい 
 
交野草子・裏話 
交野の自然と文化

講師 : 廣岡 昌子氏(古文化同好会)
 
   
 
村田会長の挨拶
 
 
 
 

レジメ 
交野草子・裏話
交野の自然と文化

講師 : 廣岡 昌子氏(古文化同好会)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


パワーポイント画像集

























































最後までご覧いただきまして有難うございます。

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