平成23年度  5月定例勉強会
交野の須恵器と埴輪
 
  講師: 吉田 知史氏(交野市教育委員会)

青年の家 学びの館 午前10時〜12時 25名の参加
 2011.5.28(土)午前10時より、台風2号が本土を窺い梅雨前線が停滞する雨模様の中、熱心な25名の方々が参加され5月定例勉強会が開催されました。

 高尾副部長の司会で始まり、平田副会長より吉田知史さんのプロフィールの紹介と、講師からの一方的な説明だけではなく、会員の皆さんとの双方向からの講演会になることを期待したいとの開会の挨拶があり、吉田知史氏がテーマ「交野の須恵器と埴輪」について、沢山の写真や画像などパワーポイントを駆使して大変わかりやすくご講演を頂きました。

 須恵器とはどんなもの?埴輪とは?基本的なことから話は進み、須恵器の器を実際に手に取り触ってみながら確認できたこと、また、埴輪の実物を目の前にして、時代背景や変遷状況などを、特に交野地方独特の製法や窯跡など、また、古墳からの出土状況などを詳しく知ることができたことなど、大変分かりやすくて勉強になったと大好評であった。

 特に、古墳時代から奈良時代をとおして、須恵器生産窯が確認できるのは大阪府内でも、陶邑窯跡群(堺市・和泉市・大阪狭山市)、吹田窯跡群(吹田市)、桜井谷窯跡群(豊中市)の他にはなく、また、交野市内の森遺跡では古墳時代、鍛冶生産が盛んに行われており、須恵器生産と鍛冶生産が近隣で営まれるのは大変珍しいことであることなどが印象に残った。

 講師のご厚意で当日配布されたマニュアルやパンフレット、パワーポイントの画像など提供頂きましたこと、記して感謝申し上げます。
研修 風景

高尾副部長の講師紹介

平田副会長の挨拶

講師 吉田 知史氏

熱心に聞き入る会員の皆さん


会場内で特別に埴輪と土器を展示され、講師より詳しく説明を受けた


当日、吉田知史氏が講演されたパワーポイント画像を
一部紹介いたしますので、参考にご覧ください

梶第2号墳では、装飾付き埴輪や滑石製紡錘車、
円筒・朝顔形埴輪、珍しい牛形・犬形・猪形・
馬形・鳥形・家形・太刀形・人物形埴輪など
多数出土している




最後までご覧頂き有難うございます!


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