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2023年3月11日(土)春らしい温暖な天候に恵まれ、盛岡博氏の案内で、「京都の御土居巡りと北野天満宮観梅」周辺をゆっくりと探訪して来ました。 交野市駅に定刻の9時前には元気なメンバーが続々と集合された。9時7分発の京阪電車に乗車、枚方市駅で乗り換え→丹波橋駅近鉄・地下鉄と乗り継いで→京都市営地下鉄「北大路駅」で下車。京都市営バスに乗り換え、堀川通を北へ、「加茂川中学前」で下車。バス停前が1番の御土居(加茂川中学校前)。御土居巡りは、ここから始まりました。 盛岡さんはこの日の為に何度も下見され、交通機関の乗り換え、昼食場所・トイレ休憩の場所を確認され、また、お知り合いの北野天満宮の権宮司さんには境内での見学案内をお願いされたり、参加者に分かりやすいようにと、カラー刷りのレジメを準備された。本当に有り難いことです。感謝、感謝です。 豊臣秀吉が築造した「御土居」の現存する史跡のうち9ヶ所が国の史跡として指定されている。今回のウォークは、9ヶ所のうち何と7ヶ所も歩いて来ました。次から次へと、現れる巨大な土塁と堀に驚くとともに、江戸時代にはその機能を失った後も、良くぞ史跡として残されたことに感動の連続でした。 また、ブラタモリが訪れたという「光悦堂前の御土居」に入り小休憩が取れるなんて、夢にも思っていませんでした。実際に歩いて、登ってこそ御土居の凄さが実感できる古い歴史を肌で感じた、楽しい歴史ウォークでした。 最後に訪れた「北野天満宮」では、権禰宜様に北野天満宮の境内の主な建物や歴史をご案内頂きました。心より感謝申し上げます。 これまでコロナ禍の為、中止続きでしたが、今回3年ぶりに、「京都の御土居巡りと北野天満宮観梅」が実施できましたこと、本当に嬉しく思います。企画立案して頂き、当日はリーダーとして引率・案内役の盛田さんを始め、お世話役の方々、参加くださいました皆さんのお陰と感謝申し上げます。 ホームページに掲載するにあたり、講師の盛岡さんが研究・作成されたレジメ等を頂戴しましたこと、記して感謝申し上げます。 ※参考資料 北野天満宮のホームぺージや御土居に関するWEB記事等を 参考にさせていただきました。記して感謝申し上げます。 |
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御土居史跡(北野天満宮内)で記念撮影 |
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権禰宜様の案内で、北野天満宮の境内を巡りました |
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御土居史跡(北野天満宮内) |
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御土居史跡(加茂川中学校前)で記念撮影 |
「京都の御土居巡りと北野天満宮の観梅」レジメ | |
「京都の御土居巡りと北野天満宮の観梅」 |
天下統一目前、豊臣秀吉は応仁の乱で荒れ果てた京都を再建するために、大規模な京都改造計画に取り組みました。御所の修復や聚楽第の建設を行い、周辺大名や公家の屋敷町と寺院を集めた寺町を造りました。 1591年(天正19)には京都を広範囲にわたって囲む巨大な土塁・堀を築き上げ、その中に街を完成させました。(3〜4ヶ月で完成といわれている) 御土居(この名称は豊臣政権期には使われていない→江戸時代に幕府の所管であることにより御土居とよばれるようになった)は、外敵の襲来に備える防塁、鴨川の氾濫から市街地を守る堤防として築かれた台形の土塁と堀からなります。北は上賀茂から鷹峯、西は紙屋川、南は九条(東寺)、東は鴨川、総延長約22.5kmの大土木工事でした。一般に、土塁の内側を洛中、外側を洛外と呼ばれ、要所に出入り口になる「七口・地図参照」が設けられました。 江戸時代に入ると洛外まで街が広がり、次第に堤防の役割を果たすもの以外は取り壊されていきました。現在、御土居のうち9ヶ所が国の史跡に指定されています。 断面図で見ると、基礎部分の幅約20m、頂上部の幅と高さが約5mの台形状。土塁の外側には堀があり、幅は10m、深さは最大4mと巨大。基礎となる土塁を作るための膨大な土はどこから調達したかは今も不明で、御土居の上には美観のために竹が植えられていました。 |
加茂川中学前にあり、御土居の北東角にあたる場所です。 堀川通の東側と西側には土塁の土盛があります。 |
「御土居」を説明される案内人の盛岡博さん(中央) |
自転車を通じて楽しみながら交通のルール・マナーを学ぶことができる公園で、 公園内に御土居があります。2年前にリニューアルオープンした。 |
保存状態が良く、約250mにわたって残っている。 外側からのみの見学ですが、堀と土塁の構造がよくわかります。 |
光悦自動車教習所の向こうに比叡山が見えます! |
北西角にあたる場所。名物「御土居餅」を 販売する和菓子屋「光悦堂」で鍵を借りて中に入ります。 |
御土居公園として整備されていて、土塁の頂上へ登ると その高さや大きさが確認できます。 |
住宅地の中に一部の土塁と石碑が残っています。 |
台形の土塁には芝生が植えられ、現存する中でも、はっきりと形状が わかる御土居です。また、御土居から出土した石仏が祀られています。 |
北野天満宮の宮司邸宅 |
「北野の天神さん」として親しまれており、天暦元年(947)に創建され、 平安時代に学者・政治家として活躍した菅原道真公(「菅公」をお祀りする 全国天満宮・天神社約1万2千社の総本社の神社です。 現在は、特に学問の神様として信仰厚く、学問に勤しむ多くの学生が参拝の訪れる。 菅公が殊の外愛でられた梅と紅葉の名所でもある。 毎月25日は縁日で、境内には多くの露店が立ち並び賑わいを見せる。 北野天満宮のホームぺージ |
御本殿 菅公をお祀りする御本殿と拝殿、石の間、楽の間を連結した日本最古の 八棟造(権現造)です。現在の建物は慶長12年(1607)に造営されたもので、 桃山時代の華麗な装飾とともに、歴史的に非常に貴重な建築とされている。 |
東門 切妻造り、銅葺きの四足門。ここから西陣の花街・上七軒一帯は、 京都らしい町屋も残る人気のエリアです。 |
権禰宜様には北野天満宮の境内の主な建物や歴史をご案内頂きました。 |
三光門 御本殿前の中門で、日・月・星の彫刻があることから三光門と呼ばれている。 ただ、実際には星の彫刻は見当たれず、「星欠の三光門」として 「天神さんの七不思議」に数えられている。 |
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北野天満宮の境内西側を流れる紙屋川に沿って残る御土居。 見晴らし台があり、御土居の完成時に植えられたと 伝わるケヤキの木の大木が目印です。秋には約300本の紅葉も楽しめます。 |
茶菓子接待所は、猿廻し演芸で超満員! |
最後までご覧いただき有難うございました! |