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山野酒造(株)

〒576−0052 交野市私部7−11−2
京阪電車交野線・交野市駅下車、東へ徒歩7分
JR学研都市線・河内磐船駅下車、北へ徒歩20分
お問い合わせ・申込みは
TEL 072−891−1046・ FAX 072−891−1846

片野桜

たおやかな味わいに芳醇な刻をたたえた交野の地酒、
『片野桜』「又や見ん、交野の御野の桜狩り、花の雪散る春の曙」と新古今和歌集に詠まれた交野の地。
『片野桜』は古えの雅趣をとどめる桜の郷で、自然の営みと蔵人の愛情を受けて丁寧に育てられています。
 丹精の手技で醸すその味わいは、深くやわらかく心を酔わせるような旨口。
”はんなり”という言葉がよく似合います。


先日、「朗読i」のスタッフの皆さんと一緒に、山野酒造さんを訪問して来ました。
昨日は夜遅くから激しく雨が降り、今朝の天候が気になりましたが御蔭様でまずまずの天候に恵まれ、交野の石仏の道を歩き、午後は市内で2軒しかない、酒造会社の見学に行ってきました。

訪れたのは、地元では片野桜で親しまれている山野酒造会社で、係りの方から一通り、酒造りの行程など詳しくお伺いした後、南部杜氏の浅沼政治さんから、杜氏としての難しさ、難しいゆえに上手く酒が出来上がったときの喜びなど、とつとつとした東北弁で、一言一言噛み締めるように話をされる姿に感動を覚えました。山野酒造酒蔵

関西の酒造会社の杜氏は、丹波地方の丹波杜氏が主だそうですが、岩手県の南部杜氏は、関西では山野さん以外では少ないようです。
 お客様の要望に応じたようにお酒が造れるようになるには、長年の経験と研鑚が不可欠だけれど、最近は特に環境の変化で水が変わり、原料のお米の収穫も違い、毎年一年一年が新しい仕込みへの挑戦で出来上がるまで気を抜く事はないそうです。

 因みに、片野桜の由来は、次のようです。
”かたのさくら”字典
中世以降の文芸で、「かたのが原」は、用いられる意味の違いによって
@ 交野=(かたみ(互い)に狩に行く野)
A 堅野=(堅く狩猟を禁じられた野)
B 片野=〈許された者のみが狩猟できる野〉の三様にあらわされています。

「片野桜」の酒銘は昔から有名な藤原俊成の交野の歌
(またや見ん交野のみ野のさくら狩花の香ちる春のあけぼの)
に拠っていますが、字は片野をあてています。



桜の郷で、いまも頑なに手造り。
寒仕込み真っ盛りの
酒蔵へどうぞ!!
酒蔵見学は(1月中旬から 3月下旬)をお楽しみに

元禄10年(1697年)北河内の酒造家四十八軒が記録されており、交野の各村々にも多くの酒造家がありました。私部にも数軒の酒蔵があったようですが、現在は山野酒造(株)一軒を残すのみとなりました。現在、五代目の山野久幸氏が代表取締役社長をお務めです。

山野酒造工場

ちらでは、平安の昔、藤原俊成が「又や見ん、交野の御野の桜狩り、花の雪散る春の曙」(新古今和歌集)と詠んだ歌にちなんだ「片野桜」という銘柄で、純米大吟醸酒を初め様々な清酒を醸造しておられます。
酒蔵から漂ってくるお酒のにおいは、何とも良い香りです。

平安時代、京の公家にこよなく愛された遊猟の地、交野。
四季美しい変化を見せる山並み、そこからもたらされる澄んだ空気、清冽な水、沃野、『片野桜』はこんな豊かな風土をゆりかごに、杜氏の伝承の技によって醸し出されています。

今も基本は手造り、お酒の味を決めるのは、杜氏の技とそして寸暇を惜しまない蔵人たちの労力と情熱です。これから寒さが増すにつれ、寒仕込みもいよいよ最盛期に入ります。是非、一度、蔵にお越しいただいて日本酒が生まれる過程をつぶさにご覧ください。

蔵見学のご案内 あらかじめ電話でご予約下さい また山野酒造では、1月中旬〜3月上旬の間、酒蔵の見学会を催されておられますので、一度お訪ね下さい。

  • 見学は、無料でご案内いたします。
  • 酒蔵見学は1月中旬から 3月下旬まで。
  • 日曜・祝日もお受け致します。
  • 1回約30人までの人数でお願いします。
  • お食事のご用意もいたします。(有料)
  • お問い合わせ・申込みは
    TEL 072−891−1046・ FAX 072−891−1846

山野酒造(株)のちらしを参考に作成しました。