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2002.10.18 快晴  
カワサキヘリ・コミューターで
播磨科学公園都市へ
夢の空の旅
神戸ポートアイランド  播磨科学公園都市

詳細は下記ホームページを参照ください
カワサキヘリコプタシステム株式会社のHPはこちら
大型放射光施設(SPring-8)のHPはこちら
播磨科学公園都市のHPはこちら


 2002.10.18、友人の紹介と案内で、
 神戸のポートアイランドから播磨科学公園都市までヘリで遊覧をかねて、播磨科学公園都市(兵庫県佐用郡)の大型放射光施設(SPring-8)など公園内施設を見学してきました

カワサキヘリ 空から素晴らしい
眺めを楽しもう!


神戸ポートアイランド⇔播磨科学公園都市

25分間の空の旅


神戸ヘリポート→明石海峡大橋→
姫路城上空→播磨ヘリポート

詳しくは、カワサキヘリ・
コミューターのHPへ
どうぞ!

 当日は絶好の飛行日和となって乗る前から子供のようにワクワクしていた。ヘリの下に雄大な箱庭のような景色が次々と現れては、消えて行き本当に素晴らしかった。
子供の頃よく見た、大空を自由に飛ぶ夢に似ていた。ヘリは、何の障害物もなく一直線に飛んでいった。風もなく大きく揺れることもなく快適な空の旅だった。
播磨ヘリポートを離陸するBK117
 午前11時5分、神戸のヘリポートを飛び上がり、神戸港の海上を行き交う船がみるみる間に小さくなり、雄大な神戸の街並みを真下に見ろしていると、まぶしい太陽の光をうけて霞むように明石海峡大橋が前方に見えてきた。カメラのシャッターを2、3度押すまもなく後ろに消えていった。
 国道2号線、山陽新幹線の上を飛び続け加古川、高砂を過ぎ、右前方に世界遺産・姫路城が見え、上空からの景観をしばし楽しむも間もなく、揖保川が見えてそろそろ、私の故郷(兵庫県揖保郡新宮町=公園都市に隣接)の上空を飛んでいる頃かと眺めていると、子供の頃によく遊んだ新田山や栗栖川が左下に見えた時には思わず声を出してしまい、カメラのシャッターが切れたことすら不思議であった。
公園都市まで約25分のあっという間の遊覧飛行だった。

 播磨ヘリポートでは、友人が手を振ってヘリの着陸を誘導してくれた。友人の案内で、先ず公園都市の星の展望台(354m)に行き公園都市の全体状況の説明を受けたあと、車で園内をくまなく案内してもらい、大型放射光施設(SPring-8)については、ビデオを見たり展示物を見学したりして勉強した。
和歌山のカレー事件の亜ヒ酸の分析をしたのもこの大型放射光施設(SPring-8)です。
最先端の科学技術のことは理解の範囲を超えていたが、日本の科学分野が画期的な発展を遂げるであろうことは間違いなく、田中耕一さんに次ぐようなノーベル賞の受賞者もまもなくだと予感し、SPring-8の放射光が、医学の分野の活用で癌などの最先端の治療方法が進められていることなどを聞き、大変感激しました。

 帰りの飛行は、少し慣れたせいかじっくりと空の旅を楽しむことが出来た。
午前中は、太陽がまぶしくすこし靄がかかったようでしたが、午後はすっきりと遠くまで見通せた。
高度600m、新幹線並みの時速250kmの速さ。飛んでいる時は、さほどのスピードも感じなかったが・・・。
ヘリを降りたあと、「新幹線が走ってませんでしたね」「いや、1列車見ましたよ」と言われたのが不思議だったが・・・。同じスピードであれば、見れないのも道理というものか?対向の列車は?

ふるさと、実家の裏手の新田山と栗栖川  あっ、見つけた!
 ふるさとの山、川

田圃の中に小さな山が写って頂上に
二つ水道タンク のお城が小さく光って
いるのは、
私のふるさとの実家の裏手にある、
新田山で、左下は栗栖川です。

子供の頃、よく遊んだ山と川が
見えたときは感激しました。


【搭乗仲間のメールを紹介】

ヘリの搭乗、SPing-8の見学ありがとうございました。
秋晴れの中、初めて体験をさせていただき感謝いたしております。
出無精の妻も大変喜んでおりました。
ご友人によろしくお伝えください。

夢の世界に連れて行って頂き有難うございました。
ノーベル賞でわいておりますから、播磨科学公園都市を歩いている方々が、皆さん科学者ですごく偉い方のようで。
是非SPring−8の場所から世界を驚かせてほしいですね。
いい思い出になり感謝です。

ヘリからの写真ありがとうございました。空からの、飛行機では味わえない格別の眺めを思い出しながら、・・・。
SPring-8の施設の活用で、ごく近い将来放射光のおかげで、色々な科学分野への利用そして特に医学への利用の可能性を知り感激しました。例え、私達の時代(ごく短い期間)の次には、明るい時代が間違いなく来ることを確信しました。又その時になれば別の悩みがあるのかも、しれませんが?
 私の想像外の現実をアクセスから体験させて頂き、感動の一日ありがとうございました。

 ※ 下記の画像をクリックすると拡大した画像が見られます
明石海峡大橋
太陽の光がまぶしく霞んで見えた
世界遺産・姫路城と
姫路市街地の景観
神戸市垂水地区の景観
高速道路と開発された街並み
神戸市街地の景観
淡路阪神大震災の復興も目覚しい


播磨科学公園都市
21世紀がはじまる街
西播磨テクノポリスの拠点都市として、1986年に着工。
以来、2000ヘクタールにも及ぶ豊かな自然に恵まれた西播磨の丘陵地を舞台に
大型放射光施設(SPring-8)や中型放射光施設(ニュースバルの稼動)、
県立姫路工業大学理学部など着々と整備が進められている。
“人と自然と科学が調和する高次元機能都市”をトータルコンセプトに、
学術研究機能と優れた先端技術産業、そして、快適な住環境、余暇、
文化など産・学・住・遊の各機能を総合的に備える新しい街。




大型放射光施設(SPring-8)について、
詳しくお知りになりたい方は下記HPへアクセスください
大型放射光施設(SPring-8)のHPはこちら

 SPring-8って何? 
SPring-8は科学の光ともいえる「放射光」を発生させる施設です。世界最高レベルの施設で、これまでの放射光施設と比べて格段に性能が高いものです。民間企業・大学・官公庁など国内外の諸機関が様々な研究開発に利用しています。
 Super Phon ring-8 GeV 
SPring-8大型放射光施設の愛称で、英語のSuper Photon ring-8 GeV(スーパー・フォトン・リング・8ジェブ)の略です。
Super=超(超高性能の) Photon=光子(光の粒) ring=蓄積リング
GeV=電子の運動エネルギーの単位(1 GeV=109 eV=10億電子ボルト)

放射光とは
ほぼ光速で直進する電子が、その進行方向を磁石などによって変えられた際に発生する電磁波を、放射光と呼び、1947年に初めて電子シンクロトロンで観測されました。放射光は、電子のエネルギーが高く、その進む方向の変化が大きいほど、より絞られた明るい光となり、また、X線などの短い波長の光を含むようになります。
電子は負の電荷をもっているためその周りに電場をつくっていますが、これは仮想の光子を雲のようにまとっていると考えられます。高エネルギーの電子が磁場で曲げられると仮想の光子が振り落とされて現実の光子となって放出されます。これが放射光です。

放射光の発生原理

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