交野八景の一つ、尺治の翠影(しゃくじのすいえい)
「尺治」
と呼ばれる谷は、古くから神がおられる神聖なところとされ、滝や大岩などが信仰の対象となっていました。
府民の森から奈良へ通じている道は、その昔、大和から新しい文化がやってくる道でした。 月輪の滝は
獅子窟寺の修験者たちが修行の場として使っていた滝。
夏は水量が多く滝のしぶきが気持ちいい。滝の周りは子供たちや家族連れの絶好の水遊び場として賑わっている。
府民の森・くろんど池へのハイキングコースの入口で多くの大阪府民から親しまれている所です。
「尺治」の地名
石に精霊がこもるという信仰は古くからの自然信仰のあらわれである。
東京都練馬区に石神井(しゃくじい)というところがある。
石の剣が石神井公園の三宝池から出たことから、これを御神体としてお祀りしている。
石神井(しゃくじい)というのはこうした由来をもってつけられたと言う。
私市(きさいち)でも土地の神を祀る風習があり、この尺治の地を神のおられる神聖な場所とされてきた。
尺治掛ケ石谷(しゃくじかけいしだに)
:月輪の滝から西へ尺治谷を抜け、私市の大阪市大付属植物園で合流する尺治川、この川筋を尺治といい、その北の崖から上の山一帯を掛ケ石谷という。弘法大師が獅子窟寺で修業された時、腰掛用に良い岩があったとかで、つけられた名前とか言われている。
尺治坪坂(しゃくじつぼさか)
:ちょうど月輪の滝のところをいう。
滝壷へ下る坂道、急坂のある険しい所を示した地名。
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