交野郷土史かるた復刻版発刊記念 交野郷土史かるたの復刻版発行を記念して、絵札の原画展が 倉治の交野市立歴史民俗資料室(教育文化会館)にて開催されています。 この絵札の原画を描いたのは、現在オーストラリアにお住まいで 絵本作家として有名な森本順子さんです。 絵本作家・森本順子さん シドニーのMACさん 原画展では、かるたの原画を、前期と後期に分けて 解説文付きで展示されています。 前期 12月17日(水)〜27日(土) 後期 21年1月7日(水)〜18日(日) 月、火曜日、祝日は休館 展示会場 交野市立歴史民俗資料室(教育文化会館) |
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日本国外務大臣賞を受賞 2014.11.2 シドニー在住の絵本作家・森本順子さん シドニー在住の絵本作家、森本順子さんが日本政府より外務大臣賞を受賞されることになり、10月21日、シドニー郊外の総領事公邸で表彰式が行われた。高岡正人・駐シドニー総領事は、「オーストラリアの人々に日本の情緒ある童話を広め、さらに絵本『My Hiroshima』を通じて、唯一の被爆国として平和を追求する日本への理解を深めた森本順子さんの功績を称えたい」と語り、外務大臣表彰を森本さんに授与した。 森本さんは1982年にオーストラリアに移住。以来、30年以上にわたり、「鶴の恩返し」「一寸法師」など日本ゆかりの情緒豊かな14冊の絵本を出版し、さまざまな賞を受賞してきた。中でも自らの被爆体験をもとに描いた絵本『My Hiroshima』は大いに話題となった。また、国内の小中高校で平和をテーマとする数々の講演や特別授業を行うなど、戦争の悲惨さ、そして平和の尊さを世に訴え続けてきた。今回の受賞はこうした功績が認められたもの。『My Hiroshima』はすでに絶版となっていたが、このたびオーストラリア赤十字社の協力のもと再発行される運びとなった。 森本さんがこれまで作ってきた数々の絵本 森本さんは今回の受賞を受けて以下のコメントを残した。 「私が移住してきたころ、まだ日本はオーストラリアにとって、かつて戦った国というイメージが残っていたように思います。そんな中、私が本当に幸運だったのは来豪の翌年、当時の編集者の強い熱意もあり絵本を発行できたことです。私の被ばく体験を描いた『My Hiroshima』は1987年に発行されましたが、これは編集者の方が、子どもたちへの平和教育の重要性を強く願い、出版を訴えたことで実現しました。人間が地球でこれからも住まわせてもらうためには、平和ということが絶対条件です。平和構築のためには、小さい子どものころから、隣の人、そして違う地域、さらに違う国の人々まで含めて、お互いを理解しようという気持ちを持つことが大切です、愛情まで持てとは言いませんが、分かってみようという気持ちを育てることが肝心だと私は強く思います。絵本を通じて子どもたちに異文化を知ってもらうとともに、それを受け入れてくれる子どもたちの心に関わることができた、そういったことの繰り返しが今回の受賞につながったのはないかと思いますと、絵本作家になって本当に良かったと大変誇りに思います。ありがとうございました」 |
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絵本作家・森本順子さん シドニーのMACさん |
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