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 金剛山に野鳥を訪ねる(バスツアー
 12/8 金剛山ロープウェイ、葛木神社、金剛山山頂

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金剛山のホームページ
大阪で一番高い山「金剛山」の登山道を紹介するページです


金剛山の山頂にある、餌台にヤマガラが止まったところ 12月8日、午前9時青年の家を出発。バス二台に分乗、一路金剛山に向かう。

 車内で、平先生よりユーモアを交えながらのお話があり、初めてのバードウォッチングに気持ちがはやる。
 特に、ゴジュウカラという鳥は、1000m以上の山でしか見ることが出来ないそうで、交野では絶対にお目にかかれない
 今日我々が出かけるからと、ゴジュウカラとは予約は取れてないそうであるが、先生が特別の餌を持参されているとのことで、出会えるかどうか大変楽しみである。
 金剛山は、登山回数を競う人が多く、9000回を超えた人もいるそうで、計算してみれば30年間毎日登っていることになる。まるで「役行者」のような人である。

 11時過ぎ、千早のバスターミナルに到着。 軽く柔軟体操して、金剛山ケーブル駅に向けて歩く。
今日は、雲ひとつ無い好天に恵まれた。ケーブルから見える山々が、別世界のように綺麗に見えた。
 ケーブルを降り、平先生より双眼鏡の合わせ方、見方を教わる。焦点を合わせるのが難しそうだ。
 いよいよ、山頂目指して出発。途中、イノシシが餌をとりに降りてきて荒らした足跡や、ブナ林など落葉樹の周辺に野鳥が沢山生息していることなどの説明を受ける。所々に、雪が少し積もっていて、初雪を楽しむ。
 頂上の金剛山練成会の500回以上の登山者の登録ボードを見て、改めて金剛山への登山者が如何に多いかと驚いた。約30分で山頂に到着。
 山頂広場で、暖かい日差しを受けながら昼食を摂る。

 山頂広場に備え付けてある餌台に、ヤマガラが餌を求めて何羽も次々と止まり、1mほどの近くで見ることが出来た。昼食後、参加者全員思い思いに双眼鏡を手に、シジュウカラやヤマガラを追い求めた。焦点が合ったと思って喜んだ途端に、ぱっと隣の木へ飛び移り、追うのがなかなか難しい。

 帰り道、とうとう「ゴジュウカラ」に出会うことが出来た。ブナの林の中だった。
 先生が指差される方に、双眼鏡を構えて焦点を合わせると、上から下へと下がるようにして枝の周りにいる「ゴジュウカラ」をやっと捉えた。「あっ、いた、いた」と大きな声。レンズで真近に捉えることが出来た。感激だ!!
 本当にイイ天気に恵まれ、汗ばむほどの陽気であった。
 今回のバスツアーは、バードウォッチングを初体験でき、しかも「ゴジュウカラ」にも出会えた、感激の一日でした。


金剛山に野鳥を訪ねるコースマップ

 交野市青年の家(午前9:00出発)→ロープウェイ千早駅→山頂駅→
金剛山頂(昼食)→葛木神社→バードウォッチング→山頂駅→
ロープウェイ千早駅→青年の家解散(午後5:00)



千早のバスターミナルに到着 ロープウェイの向こうに
綺麗な山並が見える
山頂駅で平先生より
双眼鏡の見方など
教えて頂く
ブナ林・野鳥の繁殖地
午後帰り道で
「ゴジュウカラ」に出会う
金剛山練成会の500回
以上の登山登録者ボード
登山者の登山カードの
受け付け場所
金剛山山頂
沢山の野鳥が飛んできた
双眼鏡で追い求めた
山頂で楽しい昼食 葛木神社
良きことも悪しきことも
ただ一言

  願わくばかなう神


金剛山
金剛山は、大阪での最高峰(1,125m)。年間登山者120万人とも言われ、登山回数を競う人も多く、9,000回と言う人もあり、交野からも1,000回を超えた人も幾人か居るとか。冬季には手軽に安全に雪山と樹氷の山を楽しめることで人気が高く、休日には、麓から頂上まで人の列が続く。
 また、南北朝時代の知将楠正成が足利氏の大軍を前に知略を尽くして戦った山腹の千早城跡も有名。
 ケーブル駅から頂上までのブナ、ヤマザクラ、コナラ等の自然林は、絶好の野鳥の繁殖地で5月中旬頃の野鳥達のコーラスはすばらしい。
 冬は、頂上でゴジュウカラが見られることでも人気がある。ゴジュウカラ
 晴れた日には山頂からの大阪湾、和歌山方面の展望がまた素晴らしい。


当日観察できた野鳥

ゴジュウカラ
 この辺りでは、標高1,000mくらいの山地の落葉広葉樹林に多く、金剛山頂では登山者になれて近くまで餌を貰いにやってくる。
木の幹をさかさまに下りおりする。地方によっては、キネズミ、コケムシリ、コノハガエシとも呼ぶ。

スズメ目ゴジュウカラ科の鳥の総称。北半球に約一八種が分布。その一種のゴジュウカラは、小形で、背は灰青色、下面は白色。嘴(クチバシ)は長大
で、尾羽は短い。樹林にすみ、樹幹を旋回しながら上下し、小昆虫を食う。
欧亜大陸産。日本では山地に分布し、数は比較的少ない。きねずみ。シジュウカラ



シジュウカラ

 里山の代表的な鳥。
冬には庭に来てひまわりの種を良く食べる。
名前の語源は、泣き声からと言う。
古くは、シジュウカラメと言った。

スズメ目シジュウカラ科の鳥。小形で、頭頂・のどなどは黒、背は緑黄、頬と胸腹とは白。胸腹の中央に縦の黒色帯が一本ある。わが国の林地の鳥の代表。欧亜大陸に広く分布。


ヤマガラ
 里山で年中見られるが、数は多くない。
昔、芸を仕込まれたヤマガラがおみくじをくわえてくる見世物があった。
 餌台にひまわりの種をおくと、シジュウカラと共にやってくる。ヤマガラ
交野の山では近年増えてきた。

スズメ目シジュウカラ科の鳥。シジュウカラよりやや大きい。頭上・咽喉(ノド)は黒色。額から頸にかけて黄白色。背の上部と胸・腹は栗赤色。翼・尾羽は灰青色。日本各地の山林にすみ、昆虫などを食う。敏捷・怜悧で、籠鳥として愛玩、神社などでおみくじを引く鳥としても親しまれた。やまがらめ。

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