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 鶴見緑地と水鳥たちとの出合い!
 2004.1.26(月) 交野市市民教養講座

今日は、絶好の天候で鶴見緑地まで市民講座で冬の野鳥観察会に出掛けてきました。
都会の真ん中の公園にこんなに沢山の野鳥が住みついているなんて、想像もしていませんでした。大きな池の周りには、ユリカモメ、ヒドリカモ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、マガモ、アオサギなど鮮やかな色をした水鳥たちに感動し、また周りの林では、キジバト、カワラヒラ、ムクドリ、モズ、ヒヨドリなどを見つけて楽しんできました。
勿論、スズメ、ドバトは無数におり、カラスも遠慮がちに飛んでいました。

また、キジバトの子育てについて、先生の話では、キジバトの親鳥は採ってきた餌を一旦噛み砕いて消化し、乳状にしたものを親の口に出し、雛が直接親の口に嘴を入れて餌を食べるのだそうです。
キジバトは哺乳類のようにミルクで子育てします。本当の意味でのミルクではないのですが、ヒナは親鳥の口のなかに自分のくちばしを入れて、1分以上も飲むといいます。このミルクはピジョンミルクとよばれ、植物をそのうという器官で消化したものと、その器官の内壁のはがれたものが混ざったもので、脂肪分とタンパク質を豊富に含んだ理想的なお子様食といえます。

鶴見緑地公園の大池で悠々と飛ぶユリカモメ
奥に見えるのは、万博当時の国際庭園
餌を求めて群がり飛ぶユリカモメ
水面に浮かぶユリカモメとヒドリガモ
色鮮やかなハシビロガモ ハクガンに餌をやる
樹上のカワラヒラの可愛い姿に感動する!(野 鳥 観 察)
お花畑がいちめんに広がる「風車の丘」
春には一面チューリップの花で一杯になる

花博記念公園鶴見緑地
      (はなはくきねんこうえんつるみりょくち)
住所:大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163
地下鉄長堀鶴見緑地線鶴見緑地駅より徒歩すぐ
EXPO’90「花の万博」が開催された鶴見緑地に展開する広大なファミリーパーク。里山や日本の田園風景を忠実に再現した「自然体験観察園」やキャンプ場、国際庭園、乗馬苑、各種スポーツセンターなど、数々の施設から構成されており、あらゆる年齢層がアウトドア体験を楽しめる。「いのちの塔」の地上60メートルに位置する展望台から見渡せる景色は絶景で、大阪市内の町並みまで望める。
お花畑がいちめんに広がる「風車の丘」や彩り豊かな風景にせせらぎが流れる「緑のせせらぎ」、「大芝生」などいつでも遊べるフリースペースに、世界各国59の庭園美が多彩に楽しめる「国際庭園」をはじめ、自然と親しみ遊べる無料スポットが数多く点在。バーベキューやスポーツなどのレジャー施設も充実。

水鳥観察と子供の虐待

話は変わりますが、当ホームページの大工さんの雑学講座(2004.1.26)でも下記のように取り上げられている、子供への虐待について、水鳥たちを観察した日にいろいろと考えさせられました。
また、平田さんのよもやま瓦版(2004.1.27)にも大きく取り上げられています。

今朝の新聞(毎日ですが)トップに「中3 虐待で体重24キロ」とありました。近年子供への虐待や殺傷の事件は日常的にあるようですが、これは酷い、考えられない事件ですね。中3男子の長男に、実の父親が殴る、蹴る、タバコの火を押し付けるなど暴行を加え、食事も与えず、正座で狭い場所に座らせていたと云うのですから、常人には聞くに堪えられませんね。父親(40)と内妻(38)は「未必の故意」による殺人未遂容疑で逮捕されました。
長男は事件前41キロあった体重が、保護時には24キロで衰弱著しく、意識不明の状態だったと云います。ゾットする話です。
更に、5階建て府営住宅の5階から3歳の女の子が母親に足を掴まれ宙吊りにされ地面へ放り投げられたと云う記事もありました。幸い女の子は軽傷で済んだそうですが、母親はビールと大量の精神安定剤を飲んでいたそうです。
先のは大阪府南部の岸和田市、後のは貝塚市の出来事です。キジバト

子供の虐待、本当に惨いことです。こんなことをしでかす親は、どんな神経をしているのでしょうか?勿論、躾はきっちりとすべきでしょうが、今回のケースは言語道断、何たる親か!子供が可哀相でなりません。親の勝手な離婚による、子供への犠牲と虐待。何とかならないものかと、つい頭が熱くなりまね。
野鳥たちにも、子供の虐待があるのでしょうか?
先生の話では、キジバトの親鳥は採ってきた餌を一旦噛み砕いて乳状にしたものを親の口に出し、雛が直接親の口に嘴を入れて餌を食べるのだそうです。
こんな親子の中に虐待なんてあり得ませんね。
人間は、動物以下に成り下がってしまったのでしょうか。


キジバトの子育て
キジバトは哺乳類のようにミルクで子育てします。本当の意味でのミルクではないのですが、ヒナは親鳥の口のなかに自分のくちばしを入れて、1分以上も飲むといいます。このミルクはピジョンミルクとよばれ、植物をそのうという器官で消化したものと、その器官の内壁のはがれたものが混ざったもので、脂肪分とタンパク質を豊富に含んだ理想的なお子様食といえます。

黒地に赤褐色の淵どりのうろこ模様の翼が特徴のハトで、首すじに青い縞模様がある。ユーラシア大陸東部に分布し、日本でも全国で繁殖する。北海道にいる個体は、冬には暖い地方へに移動する。低地から山地の明るい林に生息し、林床、草地、農耕地などの地面を歩きながら草の種や木の実を食べる。住宅地や公園などでも見られる。繁殖は春が中心だが、ピジョンミルクで子育てをおこなうので1年中記録がある。

よく公園や神社の境内にいる色とりどりのハトは「ドバト」といって別の種類の鳥です。ドバトはもともと人間に飼われていたハトが野生化したものです。人間がえさをまくと、ドバトはすぐに寄ってきますが、キジバトはあまり近くによってきません。この辺が野鳥と元飼い鳥の違いかもしれません。
 ところで最近ハトが増えているのには秘密があります。
 実はキジバトやドバトは、ミルクで子育てをするので、ほぼ一年中子育てができます。そのため住みやすい場所にはどんどん増えていきます。
 ミルクといっても、ピジョンミルクといって、のどのあたりの「そのう」というところで作られる栄養満点のどろどろした液体のことです。このミルクのおかげで、ハトたちは、他の鳥たちがヒナのエサが少なくて子育ての出来ない時期にも子育てをすることができるのです。
 鳥なのにミルクで子育てをするなんてすごいですね。 

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