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交野郷土史かるた(は行)

八丁三所 星が降る

     八 
     丁 
   星 三 
   が 所 
   降   
   る 

星田の古い言葉に八丁三所(はっちょうみところ)というのがあります。これは弘法大師が獅子窟寺山で秘法をとなえられた時、大空から七曜の星が降り、それが三つに分かれて、高岡山の東にある星の森、光林寺の森、妙見山の頂上に落ちたという伝説によるものです。
以来これらの石を影向石(ようごうせき)としてまつることになったといわれています。

秀吉の 力もおよばぬ 舟形巨岩

       秀 
     力 吉 
     も の 
   舟 お   
   形 よ    
   巨 ば    
   岩 ぬ  

豊臣秀吉が大阪築城の時、諸侯に命じて巨岩を運ばしましたが、この磐船の巨岩もその中に入れられました。石屋に命じて石を割ろうとしましたが石から血が出たため、そのままにされたと伝えられています。昔の説話ですが舟形の巨岩が生きているような巧みな話と言えましょう。

古い民家の 山添家

      古 
      い 
      民 
      家 
    山 の 
    添   
    家 

寺村の山添家は庄屋の家で建物180平方メートル、釘を一本も使わず、造られています。木造入母屋造り、かやぶきで土間が広く、四間取りの配置に奥座敷、棟札に宝永2年(1705)の文字があって国の重要文化財の指定を受けています。

別峯(べっぽう)ひらく 光通寺

        別 
        峯 
        ∧ 
      ひ べ 
   光 ら っ 
   通 く ぽ 
   寺   う 
         ∨ 

私部の光通寺は正平の頃に赤松則村が建てたと伝えられ、応永9年(1402)僧別峯(こくっさん)が寺に入り、開山となりました。後に足利将軍から寺領をもらい、朝廷の祈祷所となり、毎年境内にできたお茶を朝廷に献上しました。

宝形造りの 滝不動

       宝 
       形 
       造 
       り 
    滝 の 
    不   
    動 

交野山麓の断層が流水の浸食作用を受けて、滝となったのが有名な源氏滝です。
開元寺というお寺にあった滝なので、元寺滝と名付けられました。
その落下する姿が白旗のごとく美しかったので、源氏滝と言われるようになりました。滝のそばにある宝形(ほうぎょう)造りの小堂は江戸時代からの滝の篭り堂です。
滝の不動さんといって親しまれています。

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